平安東福寺作緑釉薬外縁長方鉢
平安東福寺作(本名・水野喜三郎 ・明治23年生~昭和45年・京都)
明治二十三年生四月二十五日 京都生まれ 生家は山科 東山区泉涌寺「櫛善」という梳櫛屋の養子に縁あって迎えられる。
大正十三年 三十四歳 宮崎萬草園、河合香草園とのつながりで梳櫛屋を本業に趣味で盆栽、盆栽鉢作りを趣味として始める 。
昭和五年 四十歳 盆栽鉢作りを本業とする。
昭和二十年代迄は東山・柳屋窯(月輪製陶所)の登り窯を主に借り盆栽鉢を制作(他東本願寺内窯)
昭和三十一年以降 山科北花山服部窯松寿で借り窯で盆栽鉢を制作。
昭和三十五年頃 井野祝峯窯、岩淵窯で借り窯で盆栽鉢を制作。昭和四十年頃迄
昭和四十一年以降、電気窯、ガス窯で焼成。
釉薬の綺麗なもの使い嘗てのあるもの、独創性のあるものとレパートリーの広い鉢作家です。残念ながら昭和四十五年五月五日に亡くなられています。
作品は戦前の作品で丸落款と角落款の2つ押された緑釉薬の綺麗な作品です。
平安東福寺作緑釉薬外縁長方鉢