湖東焼赤絵一対鉢
写真の盆器一対は、美術盆器大成Ⅱ・日本 平成2年11月発行 日本盆栽協同組合編の125ページ361の同型である。但し細部の絵の違いが有り、本掲載の盆器ではない。
湖東焼
江戸時代末期(幕末)、彦根藩藩主・井伊直弼(「桜田門外の変」で有名)などの井伊家(彦根藩)の藩窯として琵琶湖の東で焼かれた焼き物。全国より陶芸家を集め藩窯として約20年、民窯として約60年続いた。(特に藩窯の時代は高級品(贈答品)ばかりを手がけたとされる窯である。
写真の盆器にも、絵とのつなぎ中央に「叢」「穐」「園」と文字が読める。
この盆器が湖東焼なのか、京焼なのかは解らないが、九谷焼では無い。
「この赤の釉薬と詳細な部分からこれは九谷焼ではなく、湖東焼か京焼でしょう。」と九谷古窯展示館の方に教えて頂いた。
湖東焼盆栽鉢赤絵一対鉢(二)へ
訪問の際クリックして下さい。