永楽御庭焼(偕楽園)盆栽鉢(七)
(えいらく・おにわやき(かいらくえん)ぼんさいばち
盆栽鉢の場合御庭焼と言えば紀州家の偕楽園鉢をさす。(他にもいろんな場所の庭で焼かれた盆栽鉢はあるのだが)
紀州御庭焼は、文政年間~嘉永5年頃まで徳川治宝が創窯し逝去まで西浜御殿の庭(偕楽園)で窯が開かれた。
この盆器の素地は楽土である。松竹梅の透かし彫りに永楽独特の釉薬、逆さに焼成したのか受けの柱跡が内側に見られる。偕楽園鉢の中ではもっとも凝ったつくりである。
偕楽園松竹梅浮彫六角鉢 口径200mm-高160mm
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